健やか生活

「頭髪・頭皮」の紫外線対策 2018年5月号vol.2

健やか通信では、季節に関するテーマにちなんだ健康情報を配信していきます。今回は「紫外線と頭髪・頭皮」のお話しです!

忘れがちな「頭髪・頭皮」の紫外線対策

昨今はお肌の紫外線対策はもはや当たり前となっておりますね。その他にも紫外線対策といえば、腕や脚などを気にされる方が多いと思われます。TVで流れるCMでも、そういったお肌の紫外線対策商品の紹介が多いですし、ほとんどの方が気をつけていらっしゃることだと思います。

それでは、髪や頭皮の紫外線対策はどうされていますか?髪の毛があるから忘れがちな部位ですが、これから激しくなってくる夏の紫外線ダメージ、頭髪や頭皮にもかなり影響を与えています(*_*)

頭髪や頭皮における紫外線のダメージはおおまかにいうと下記のようなものです。

・日焼けによる毛髪の枝毛やパサつき

・頭皮の日焼けや炎症による抜け毛や薄毛(毛髪を作る細胞が傷つくため)

こうしてみても、頭髪や頭皮に対する対策も侮れないことが分かるのですが、頭皮まで意識を持って対策をしている、という方は少ないのではないでしょうか? よく秋になると抜け毛が増えると言われますが、その要因の中に、夏にひそかに蓄積された紫外線ダメージが関係しているかもしれません。

・・・ということで、これからの紫外線対策として頭髪のお手入れ、頭皮のケアをぜひ始めていきましょう!


紫外線と頭髪

そもそも髪の毛の大部分はケラチンと呼ばれるたんぱく質でつくられております。内部はケラチン繊維が束なり、表面は薄いキューティクルの膜で覆われています。

強い紫外線は容易に髪の表面や内部に入り込み、ダメージを与えます。キューティクルがはがれると、髪のツヤとハリが失われます。また、ケラチン繊維が痛むと、しなやかさと強度が失われ、切れ毛や枝毛の原因になります。そして、髪の毛だけでなく頭皮も、紫外線によって炎症を起こしたり、乾燥したりして、かゆみ、フケ、抜け毛の原因になります。

このように、髪や頭皮もお肌と同じように紫外線によってかなりのダメージを受けています。

頭皮の紫外線対策は髪の毛があるので忘れがちです。 髪の毛で遮断されるのはUVBだけで、じわーっと浸透するUVAはしっかり頭皮まで届いています。 無防備な頭皮は顔の2倍以上の紫外線を浴びていると言われています。


はじめてみよう! 頭髪・頭皮のための2つの紫外線対策

1.お出かけ時は日傘や帽子をお忘れなく!

出かける度に日傘や帽子なんて!と面倒に感じている方は特に要注意です。夏に蓄積したダメージは、なかなか回復しないもの。お肌と同じように、夏場こそ髪と頭皮をよーーくいたわってあげましょう!

2.シャンプーは洗浄成分に注目しましょう!

毛髪・頭皮ケアを考えるうえでシャンプー選びは大切です。特に注目すべきは洗浄成分。市販で売られているシャンプーの多くは、「石油系の合成界面活性剤」が使われております。これは洗浄力が強いのですが、髪の毛にも頭皮にも非常に負担が大きいです。一方で、「アミノ酸系の両性界面活性剤」が入ったシャンプーというものがあります。こちらは洗浄力が適度で、髪の汚れは落としつつも、必要以上に髪の成分を流出させません。ただ、高級な洗浄剤のため、配合されたシャンプーは比較的少なく、お値段も高めになります。

 

髪や頭皮を守るという観点で見れば、シャンプーは石油系の界面活性剤を配合したものは避け、アミノ酸系の洗浄成分を配合したものがよいでしょう。

また、カラーリングやパーマをかけている方は、髪や頭皮の負担が非常に大きくなります。これらは髪の毛の表面を覆っているキューティクルを開き、その隙間から薬剤を浸透させていますので、当然髪の痛みは早まります。

傷んだ髪や頭皮を守るためにも、シャンプーやトリートメントはよく吟味して購入しましょう。

※おまけ 頭皮と顔のたるみは関係している

紫外線の話題から少しそれますが、顔のシワやたるみが気になってきた方。ぜひ1日の終わりに顔と頭皮のマッサージをしてみましょう。

頭皮と顔の皮膚はつながっています。ですから、もし頭皮が硬くなってくると、抜け毛・薄毛の原因になるのはもちろんですが、頭皮のたるみになり、それが顔のたるみ・シワへとつながってしまいます。実際、頭皮が1センチたるむと顔が1センチたるむといわれる程、頭皮の柔らかさはお肌の美容にとっても大切なのです。

頭皮マッサージなどで適度に刺激を与え、血行をよくして、頭皮のハリと厚みを保ちましょう(^^)

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