
秋~冬の血管ケア 2018年10月号vol.1
健やか通信では、季節に関するテーマにちなんだ健康情報を配信していきます。今回は「血管ケア」のお話しです!
これからだんだん寒くなっていきます。
急な気温の変化に備えていきましょう。
秋から冬になって気温が下がってくると、血圧が高くなる人が増えてきます。冬本番を前に、血管をしなやかに保つことが大切です。まずはできるところから実践してみましょう。
これから気を付けておきたいこと
秋は朝方の冷えこみが厳しくなります。また、早朝は心筋梗塞などの発作が発生しやすく、「魔の時間」として知られています。
朝方の眠っている間から交感神経が活性化され、急に脈が速くなったり血圧が上がったりして、心疾患が生じやすくなるからです。
食欲の秋は、体重増加が気になって減量を意識する人がいますが、実は急激な減量は血管の負担になります。それは脂肪の分解物である脂肪酸が増加し、血管に炎症を引き起こすからです。
減量する場合は、1か月に2kgを目安にして少しずつ減らすことが大切です。
血管が硬くなる要因には、喫煙やアルコールの摂りすぎ、睡眠不足、冷えなどがありますが、実は性格も関係しています。
せっかちで責任感が強く、イライラしやすいタイプの人は「タイプA」とされ、血管年齢が高かったり、心筋梗塞になりやすかったりするといわれています。
秋~冬は血管を労わる気持ちで生活しましょう。
早朝に起こる自律神経の嵐を軽くするためにも、質のよい眠りは大切です。
寝つきをよくするためには、無理に眠ろうとしないこと。焦ってしまうと、交感神経が刺激されます。
さらに、アゴや肩の力を抜くのもよいでしょう。
激しい運動よりも、日常生活で体をこまめに動かすようにしましょう。
特に、血糖値が高めの人は食後30分~1時間で体をゆったり動かしましょう。肥満の人は、運動で体重を少しずつ落としていきましょう。
せっかちで責任感があるタイプAの人は、日々のストレスを上手に解消することが大切です。
すべてを完璧にしようとは思わず、「これくらいなら」「ほどほどでいい」など、肩の力をいかに抜くかを心がけましょう。
今年は地震や台風、それに伴う災害が相次いで起こり、気が休まらない、ストレスがかかりやすい今季となっています。心身を労わってあげる時間を持って、これからの冬に備えておきましょう(^^)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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