
遊和ひと言置き薬 vol.42 冬の高血圧と腎臓~2019年12月10日配信~
こんにちは。遊和ひと言置き薬です!
寒くなってくると血圧上昇が気になります。
12月は真夏より平均7~8mmHgくらい高めになるようです。
理由は寒さによる血管の収縮で血液が流れにくくなる為ですが、腎臓の働きが落ちることも考えられます。
血圧の調節には腎臓が大きく関わっていますので、東洋医学では冬場に腎の養生を説いています。
腎臓は背中の体表に近い部分に位置し、毛細血管が多いので、外気の影響を受けやすく、冷えると血流は低下します。
そのため、寒い中、長時間立ち仕事をしていると腎臓を悪くすることがあります。
また、腎臓は風邪など感染症の後に働きが低下することもあります。
腎臓は「ろ過して尿をつくる」という仕事を維持するために、腎機能が低下してくると、血流を良くしようと血圧を上げます。
そのため、高血圧対策にも腎臓の養生は必要です。
「腎」を補う黒豆や黒ゴマ、海藻類などの黒いものを摂ったり、腹巻、入浴、温かい飲食などで、体を温めましょう。
高麗人参などの漢方で血流をよくすることも良いでしょう。腎臓は血圧だけでなく寿命にも肝腎要の臓器です。
寒い冬こそ腎臓を労わることが大切です。
2019年最後の配信は、12月24日(火)です!
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