
花粉症 2018年3月号vol.2
健やか通信では、毎月1回のペースでテーマにちなんだ健康情報を配信していきます。今回は「花粉症」のお話しです!
花粉症について
花粉症は4人に1人といわれる国民病です。最近では鼻水や鼻づまり、くしゃみだけでなく、のどのイガイガ、咳などで悩む人も増えています。
~花粉症の人は口腔アレルギーに注意~
花粉症の人は生野菜や果実で口がかゆくなる、腫れるなどの口腔アレルギーを起こしやすいといわれています。特にスギ・ヒノキ花粉症では生のトマトに、イネ花粉症ではバナナやメロンなどに注意しましょう。
★花粉症と相互関係のある食品
スギ、ヒノキ・・・トマト
シラカバ ・・・桃、イチゴ、アンズ、サクランボ
イネ ・・・バナナ、メロン、スイカ、キウイ、トマト
ブタクサ ・・・バナナ、キュウリ
~細菌が少なくなり、アレルギーが増加~
環境の変化で細菌が減少したことに伴い、害のない花粉などに免疫が働くようになってきたことが、アレルギーが増えた大きな原因だといわれています。小さな頃から外遊びをすることで、適度に雑菌に触れることが大切です。
~「冷え」がアレルギーをひどくする~
漢方ではアレルギーを改善するのに、まずは冷えを解消しようとします。体内で抗体ができていても、体が温かくて体調がよいと、花粉症の症状が出ても軽度で済みます。
花粉症対策と生活のポイント
~マスクを上手に活用する~
★マスクはピッタリが大切
花粉は上から入ってくるので、マスクは上側に隙間がないものがよいでしょう。
マスクをして寝るのも、鼻腔に湿気を与えるのでおすすめです。
~薬の使い分けをする~
★病院の薬と市販・配置の薬
病院のアレルギー薬は眠気が少なめですが、効果は穏やかなものが多いです。そのため、鼻水やくしゃみがひどい時は、市販や配置の鼻炎薬(抗ヒスタミン剤)の方が効き目が確かです。
★鼻づまりに葛根湯
ラーメンなどの温かいものを食べると、血管が拡張して鼻水がどっと出る人は、血管の拡張を抑える「鼻炎薬」が効きやすいタイプの人です。また、お風呂で温まると鼻の通りがよくなる人は、「葛根湯」がよく効きます。
~体質改善・予防~
★「温める」と「乳酸菌」がポイント
体を温めることで、花粉症の症状が軽くなる人は多いです。汗が出るような温かい食事や生姜、高麗人蔘などを利用するとよいでしょう。また、腸には体の60%の免疫が集まっています。腸内環境を整えて、免疫のバランスをとることが花粉症に有用です。ヨーグルトで冷える人は、漬物由来の植物性乳酸菌がおすすめです。
花粉症対策には「冷え」と「腸内環境」の改善が大切になってきます。
万全な予防対策で、充実した気持ちで春を迎えていきましょう🌸
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