
梅雨の痛み 2018年6月号vol.1
健やか通信では、季節に関するテーマにちなんだ健康情報を配信していきます。今回は「梅雨の痛み」のお話しです!
梅雨・初夏を乗り越えよう
梅雨から夏にかけては、膝や腰などの関節の痛みが出やすい季節で、特に関節炎やリウマチ、神経痛など痛みを抱える人にとっては嫌な時期です(>_<)
梅雨時は湿気と低気圧で痛みを感じやすくなり、梅雨明け後は冷房などで体が冷やされて痛みが増幅します。
痛みがひどくなる理由
この時期に痛みを強く感じるのは、病状が特に悪化しているわけではありません。梅雨の憂うつ感や余分な水分の滞り、初夏の冷えなどによって、脳や神経が痛みをキャッチしやすくなっているのです。
「梅雨・初夏」の痛み対策
ポイントは、関節の運動と「入浴+温める食事」です!
1.室温を下げるより、除湿を

なるべく冷房より除湿(ドライ)にしましょう。冷房にする場合は、外気温との差は5~6℃以内に。温度差が大きいと自律神経は乱れやすくなり、痛みが悪化します。冷え性の方、関節痛や筋肉痛などがある方は、靴下を履く、上着を羽織るなどして保温しましょう。
2.夏こそ体を温める食材を

この時期には、体が温まるショウガやニンニク、タマネギは切ってから30分以上常温に置いてから調理すると効果的です。さらに、痛みにはビタミンCや抗酸化成分、アミノ酸、カルシウムなどもよいでしょう。ちなみに抗酸化食品では、トマト、ナス、ピーマン、ししとう、かぼちゃなどの夏野菜も良いですよ(^^)
3.関節の動きはなめらかに

関節の柔軟性を高めるには、適度に使うことが一番です。関節を回したり、揺らしたりしてみましょう。また、筋力が低下すると、関節に過剰な負担がかかりやすくなります。イスの立ち座りや階段昇降なども、筋肉を鍛える運動と意識して行いましょう。
4.しっかり入浴しよう

暑い季節はシャワー浴だけの人が大半です。しかし、暑い時こそ体内は冷えやすく、痛みが起こりやすいのです。芯から温まるには半身浴がおすすめですが、肩や首のコリがひどい場合は、首まで浸かって筋肉を緩めましょう。夏の入浴効果を高めるには、血行をよくするセンキュウなど生薬入りの入浴剤がよいでしょう。
以上のポイントをぜひ実践し、梅雨を乗り切っていきましょう!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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